古志会員による一句鑑賞

霜焼けの手は血行の悪さのために赤黒く、腫れている。ひどいときには切れてかさぶたになる。手袋がひっかかって痛いし、人前にさらすのは辛いものだ。精一杯の手入れをしている娘さん、もう少しだよ。年頃になったら治るからねという声が […]

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§3489 · 1月 26, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


戦前、逓信次官にまで出世し、九十代の長寿をまっとうした風生晩年の一句。職業人としては清濁併せ呑み生きた人だろう。上五中七にその苦悩をにじませ、下五はおのれを一休に擬する。師の虚子の晩年の句「風生と死の話して涼しさよ」と響 […]

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§3485 · 1月 25, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


小津監督の「東京物語」に原節子(次男の嫁役)が尾道から出てきた義母に、お小遣いをあげるシーンがあります。「差上げる」、「いただく」、言うまでもない事ですが、物ではなく気持ちが大切、わかってはいるけど、どうしてなかなか、気 […]

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§3527 · 1月 24, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


竈猫は、火をおとしたあとの、まだ温かい竈のなかで、灰にまみれて暖をとっている猫のこと。掲句の猫は、作者の飼い猫だろう。家の竈のなかで、ふわりと丸まって、家長である作者の知っていることはもちろん、知らないことや、知りたいこ […]

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§3481 · 1月 23, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


下関は河豚の一大集積地である。冬ともなれば人々はその味覚を求め河豚料理の店に足を運ぶ。すぐそばにある壇ノ浦は源平合戦の最後の舞台であるが、歴史より河豚に没頭する作者。(斉藤真知子) 出典:『虚子全集』

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§3477 · 1月 22, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·