古志会員による一句鑑賞

立子は、干した物を取り込みに出た父の家の濡縁で、春雷を聞いた。ぽつりぽつり降りだした雨はどっと大雨になり、春雷が又鳴り渡った。やがて雨が止み、日も射し始めた。この二日後、虚子は眠るように大往生した。(近藤英子)
出典:『春雷』 

§3616 · 3月 29, 2012 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

1 Comment to “春雷や刻来り去り遠ざかり 星野立子”

  1. 石川順一 より:

    句集「春雷」の中の一句ですか。高浜虚子の娘さんだった人ですね。

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