鵙はアイマスクのような黒の過眼線があって、鋭い嘴、縄張りを持つ。落葉掻をする人の側で虫を狙っていたりする。夕暮れの逆光の中に現れた鵙。作者の「かなしみ」はどんなかなしみだったのだろう。楸邨31歳の時の作。(近藤英子) 出 […]
湖と言えば、身近な「京阪神の水瓶」琵琶湖を思う。琵琶湖周辺は、近江米で知られる米どころでもある。稲穂が実った田圃に風が吹くと一面黄金色の波がたつ。収穫に感謝する秋の祭には御神輿がでる。その色は、まさしく豊の秋の色、金色で […]
「けふの月」は中秋の名月のこと。今年の中秋の名月は、十月の十二日、まもなくである。句は、嵐の中を十五夜の月が上がるという。嵐に草が揺れ木がゆれている。しかし、この時期としてはめずらしく雨を伴っていない。強い風に磨かれるよ […]
柚子の実の表面はでこぼこしている。すっきりしたあの味から柚子を知った人は、その形を見て驚く。握った手に残る香りはしばらく残ってうれしい。掲句、そのうちほどけてごつごつするが、まだピンとしている飛行機雲。その瞬間をとらえた […]
だったらどうした?と言ってしまう人には楽しめない句がある、この句はまさにそうだろう、よくよく思い浮かべてみてほしい、秋の空気、秋の空、秋の色を。この句はよくよく秋の山がぴったりハマる、こういった句も楽しめる余裕が欲しい。 […]