古志会員による一句鑑賞

昨日までの、風雨が去り、晴れ渡った秋の空。熟した唐辛子の赤い色が、より鮮やかで目にしみるようだ。(斉藤真知子) 出典:『夜半叟句集』

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§2831 · 9月 25, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


白馬岳から唐松岳へ縦走中、濃い霧に出会ったことがある。標も岩も何も見えない中、冷たい霧に濡れながらひたすら歩く。途中、別の濃い霧がやって来て我が身を通過していった。足元には、ピンクの白山風露が雫をためて咲いていた。(近藤 […]

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§2873 · 9月 24, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


結核を患っていた波郷は、清瀬村の療養所に入っていた。清瀬村の豊かな自然については波郷も讃えていた。しかし妻子や友人と遠く離れての闘病は孤独で、将来の事を思うと不安もあったであろう。殊に、銀河の美しい夜は一層孤独感が募った […]

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§2829 · 9月 23, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


雁は、晩秋、北から渡ってきて春に帰る渡り鳥。鴨や白鳥の声に似ているが、心持澄んでいるだろうか。古来、多くの人がその声をめでた。句も、布団の中で雁の鳴声に耳を傾ける。「手足冷たきまま」に哀感が漂う。(北側松太) 出典:『月 […]

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§2827 · 9月 22, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


「金剛」とは金剛石、つまりダイヤモンドのこと。露の光り輝くさまがまるでダイヤモンドのようだという。しかし露は儚いもの。ダイヤモンドは天然で最も固い石。対照的なものの取り合わせが秀逸だ。一瞬の、二度とない露の輝きを捉えた一 […]

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§2871 · 9月 21, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·