古志会員による一句鑑賞

「男梅雨」とは、降るときは集中的に激しく降り、あとはすっきりと晴れる梅雨をいう。その逆が「女梅雨」。男と女のどちらがカラッとしているかは別にして、筆者は土砂降りの大河に浮かぶ一島を眺めている。激流に島そのものが流れ出した […]

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§1917 · 6月 30, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


鮎は水中の岩について藻類を食べる。その鮎を食べたあとに、藻の香りがのこっている。それは岩魚でも鱒でもなく、まがうことなく鮎を食べたということ。食べるということは、食物連鎖の中にあるということでもあるのだ。(関根千方)

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§1914 · 6月 29, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


鮎は、三月から五月ころにかけて遡上を始め、上流から中流域にたどり着く。成長した鮎は縄張りを作るようになり、縄張りに入ってくる別の鮎に攻撃を仕掛ける。この性質を利用した釣が「友釣り」で、まさに「性あらき」鮎。郡上八幡まで深 […]

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§1912 · 6月 28, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


清流に生育する淡水藻は、春、水底から細い茎を伸ばし、夏には水面に出てあるいは水中で淡黄緑色や白色の花をつける。柿田川の梅花藻が思い浮かぶ。流れに落ちた蟻を、同じ流れにいる藻の花が囃しているよう、揺れながら。夏の涼味を感じ […]

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§1910 · 6月 27, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「ぼのくぼ」はうなじの真ん中のへこんだ所。そこに松風が涼しく吹き当たっている。下五に「夏炉かな」とあるから、夏でも冷え込む山深い家の囲炉裏を切ってある部屋を思い浮かべる。夏炉にあたりながら山人と旅人が鄙の暮らしの話にでも […]

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§1908 · 6月 26, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·