古志会員による一句鑑賞

朧、霞、陽炎、蜃気楼など、歳時記ではみな春の天文の季語である。気象学的な解説はともかく、共通しているのはどれもぼんやりととらえどころのないものばかり。秋の澄み渡った月が神秘的なら、春の月はたぶんに情緒的。なにやら謎めいた女性を連想させる。(岩井善子)

§979 · 3月 22, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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