古志会員による一句鑑賞

降り落ちる様子が大きな花びらのようであることから牡丹雪といわれる。水分を多く含んだ春特有の雪である。にわかに降ることもあるが、降った先から消えるので積もることもあまりない。この句のひとひら、降り止んで日のさし初めた空から、忘れ物のように舞い落ちてくる。牡丹の吊にふさわしい雪片である。(北側松太)

§977 · 3月 21, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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