「春風」は「春風駘蕩」の言葉があるように、のどかに柔らかに吹く風。句は、大空を吹く春風のようであれ、というが、何に、誰に対して言っているのかは短い俳句ゆえ明示されない。前書もない。この春に学校を卒業した若者か、はたまた大上況で仕事を失い失意のどん底にある人か。「気休めかもしれないが、まあ、そう深刻になりなさんな」。読者が各々への助言と受け取ればよい。(藤英樹)
「春風」は「春風駘蕩」の言葉があるように、のどかに柔らかに吹く風。句は、大空を吹く春風のようであれ、というが、何に、誰に対して言っているのかは短い俳句ゆえ明示されない。前書もない。この春に学校を卒業した若者か、はたまた大上況で仕事を失い失意のどん底にある人か。「気休めかもしれないが、まあ、そう深刻になりなさんな」。読者が各々への助言と受け取ればよい。(藤英樹)