古志会員による一句鑑賞

陽炎のたつ湖に舟を浮かべ、打った網を手繰り寄せているところであろうか。淡海といふ陽炎といったことで、淡海そのものが、陽炎のようにゆらゆらと揺らめいているようである。そして、その陽炎を漁るというはかなさ。この夢とも現実ともつかないような世界に、我々は誘われてゆくのである。(丹野麻衣子)

§961 · 3月 14, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

Comments are closed.