陽炎のたつ湖に舟を浮かべ、打った網を手繰り寄せているところであろうか。淡海といふ陽炎といったことで、淡海そのものが、陽炎のようにゆらゆらと揺らめいているようである。そして、その陽炎を漁るというはかなさ。この夢とも現実ともつかないような世界に、我々は誘われてゆくのである。(丹野麻衣子)
陽炎のたつ湖に舟を浮かべ、打った網を手繰り寄せているところであろうか。淡海といふ陽炎といったことで、淡海そのものが、陽炎のようにゆらゆらと揺らめいているようである。そして、その陽炎を漁るというはかなさ。この夢とも現実ともつかないような世界に、我々は誘われてゆくのである。(丹野麻衣子)