古志会員による一句鑑賞
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手を去りて畳にのりぬ紙風船 『果実』
あらかじめ、各家庭に何種類かの薬を預けておき、一定期間経ってから、使用した分だけ代金をもらう。これが富山の薬売の商法である。毎年、雪解けのころになると、薬やら懸場帳やらを入れた重い柳行李を担いで、富山から薬売がやってくる。柳行李の片隅にはサービス品の紙風船があって、それを貰うのが子どもたちの楽しみであった。この句の紙風船、どうやら子どもたちに飽きられたらしい。手のひらから畳へ落ちて、あとは風に吹かれるだけ。(北側松太)
§724 · 2月 21, 2009 ·
長谷川櫂の一句
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