古志会員による一句鑑賞

「猫の恋」が春の季語。あの物狂おしい声が俳諧の格好の題材となった。掲句は恋猫 の顔を詠んでいるところが新しい。「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで(平兼盛)」という歌の通り、人間ですら恋は顔に表れてしまう。猫ならば一目瞭然といったところ。(村松二本)
§712 · 2月 16, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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