「恋猫」はさかりのついた猫のこと。雄は雌をもとめて、二月ころからそわそわしはじめる。昔は、恋猫の営みの場所といえば縁の下が多く、真夜中にぎゃあぎゃあ鳴いて、人の安眠を妨げたものであるが、近頃の家の縁の下は、猫がもぐりこめないようにできていて、夜中、恋猫に困らされることもない。この句の恋猫の声は、風に乗ってかなり離れたところから来ているらしい。吹いているのは、寒さのゆるんだなまあたたかい夜風かもしれない。 (北側松太)
「恋猫」はさかりのついた猫のこと。雄は雌をもとめて、二月ころからそわそわしはじめる。昔は、恋猫の営みの場所といえば縁の下が多く、真夜中にぎゃあぎゃあ鳴いて、人の安眠を妨げたものであるが、近頃の家の縁の下は、猫がもぐりこめないようにできていて、夜中、恋猫に困らされることもない。この句の恋猫の声は、風に乗ってかなり離れたところから来ているらしい。吹いているのは、寒さのゆるんだなまあたたかい夜風かもしれない。 (北側松太)