古志会員による一句鑑賞
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こはだから握つてもらふ春の雪 『初雁』
座五の「春の雪」の、しっとりとした気配と「こはだ」の質感との取り合わせが動かない句。手間暇をかけて酢漬けにされたこの光りものは、江戸前鮨の代表格。「こはだ」は「このしろ」の一年魚。さらに、ちいさなサイズの「しんこ」も夏から初秋にかけて美味。腕のよい職人のいる店の清潔な白木のカウンターに座って、思わず、このように注文してみたくもなる句であろう。(坂内文應)
§699 · 2月 10, 2009 ·
長谷川櫂の一句
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