古志会員による一句鑑賞

誰もが知るように、土筆は春の植物。果たして寒に芽生える土筆はあるのだろうか。この句は茅舎が四十四歳で病没する半年前の作品と言われるだけに、茅舎のなきものを追い求める心、すなわち哀切なまでの生への希求であるかのように聞こえてくる。(萬燈ゆき)
出典:『定本川端茅舎句集』

§3497 · 1月 28, 2012 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

1 Comment to “約束の寒の土筆を煮て下さい  川端茅舎”

  1. 金田あわ より:

    初めまして!
    わたくしは、この句は茅舎の叶わぬ恋の想いと思われました。
    土筆を炊いて下さいと願った相手は友人の奥さんでした。
    この人との会話は病床の茅舎を楽しませ、励ましたそうです。
    以上失礼しました

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