見上げれば、雪。雪片という一語から、読者は凍える空気のなかへ。まさに、雪は“small soft white pieces”だからつれ立ってきもし、いま降る雪ははげしく、空に「深さ」を齎す。あいまいなイメージを排した言葉の選択とつらなりによって、生と死の境界を軽々と越える素十の佳句の、独自な世界がここにもある。(松本邦吉)
出典:『雪片』
見上げれば、雪。雪片という一語から、読者は凍える空気のなかへ。まさに、雪は“small soft white pieces”だからつれ立ってきもし、いま降る雪ははげしく、空に「深さ」を齎す。あいまいなイメージを排した言葉の選択とつらなりによって、生と死の境界を軽々と越える素十の佳句の、独自な世界がここにもある。(松本邦吉)
出典:『雪片』