古志会員による一句鑑賞

葉を落とし枯れ果てた蓮の姿を、蓮の骨と表現したところに、俳人の妙がある。蓮は四季を通じて人々が気に留めるものであるが、残骸をさらした冬の蓮は蕭条として、見ている方も立ち尽くしてしまう。今しも汽車が着いた音が風にのって聞こえた。郷愁の念を覚えても不思議ではない。上野不忍池の蓮を思った。(近藤英子)

§3364 · 12月 15, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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