その昔、西行法師が詠み、奥の細道の旅中、芭蕉も詠んだ柳。かつては自分もそのあとを慕ってやってきたものだったが、今は葉を散らし、清水は涸れはて、石はしらじらとそこかしこにみえる。「遊行柳のもとにて」という前書のある句。漢字の質感と取り囃しに晩秋の荒涼とした景色が髣髴とし、蕪村の句らしい漢詩の滋味が感じられる。(松本邦吉)
出典:自筆句帳
その昔、西行法師が詠み、奥の細道の旅中、芭蕉も詠んだ柳。かつては自分もそのあとを慕ってやってきたものだったが、今は葉を散らし、清水は涸れはて、石はしらじらとそこかしこにみえる。「遊行柳のもとにて」という前書のある句。漢字の質感と取り囃しに晩秋の荒涼とした景色が髣髴とし、蕪村の句らしい漢詩の滋味が感じられる。(松本邦吉)
出典:自筆句帳