古志会員による一句鑑賞

その昔、西行法師が詠み、奥の細道の旅中、芭蕉も詠んだ柳。かつては自分もそのあとを慕ってやってきたものだったが、今は葉を散らし、清水は涸れはて、石はしらじらとそこかしこにみえる。「遊行柳のもとにて」という前書のある句。漢字の質感と取り囃しに晩秋の荒涼とした景色が髣髴とし、蕪村の句らしい漢詩の滋味が感じられる。(松本邦吉)
出典:自筆句帳

§2879 · 9月 30, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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