作者が目をうばわれているのは、葉桜そのものではない。葉と葉が作り出した無数の隙間、そこからのぞく五月の空である。風がそよぐといっせいに青い空が騒ぎ出した。並木には花のころの賑わいはない。一人見つけた、初夏の訪れ。(稲田恵子)
出典:『皿』
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