古志会員による一句鑑賞

禅に啐啄同時というのがある。啐は殻を破ろうと雛が内側からつつくこと。啄は母鳥が殻を外側からつつくこと。双方のはたらきが一致して雛が誕生する。禅宗では弟子を雛に、師家を親にたとえ修行における機の大切さをとく。卵が孵化した瞬間、燕は雛となり親となる。命の誕生における啐啄同時には何の計らいもない。(岩井善子)

出典:『鮎』

§1752 · 5月 23, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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