母を訪う男の心情を、季語に託して余情たっぷりと語らしめた句。どんな言葉を交わしたかは全く書かれてはいないにもかかわらず、その半日を母のもとで過ごした作者の、うれしいような照れくさいような気持を、夏のはじめに咲く桐の花の、明るく淡い紫色に重ねて描いた。細川加賀は母恋いの句を多く成した。(渡辺竜樹)
出典:『生身魂』
母を訪う男の心情を、季語に託して余情たっぷりと語らしめた句。どんな言葉を交わしたかは全く書かれてはいないにもかかわらず、その半日を母のもとで過ごした作者の、うれしいような照れくさいような気持を、夏のはじめに咲く桐の花の、明るく淡い紫色に重ねて描いた。細川加賀は母恋いの句を多く成した。(渡辺竜樹)
出典:『生身魂』