芭蕉の晩年の俳諧理念を説いた部土芳の「三冊子」に「乾坤の変は風雅の種なり」とある。文字通りにとれば、天地自然の変化は俳諧の根源であるということか。「奥の細道」の旅の舞台、松島にいる。静かな里は、いまにも降り出しそうな雲におおわれた。青い濡れ色の雨蛙たちの鳴き声が、美しく天地自然にひびきわたる。(松井潤)
芭蕉の晩年の俳諧理念を説いた部土芳の「三冊子」に「乾坤の変は風雅の種なり」とある。文字通りにとれば、天地自然の変化は俳諧の根源であるということか。「奥の細道」の旅の舞台、松島にいる。静かな里は、いまにも降り出しそうな雲におおわれた。青い濡れ色の雨蛙たちの鳴き声が、美しく天地自然にひびきわたる。(松井潤)