道は、人と物とが通るべきところ。おのずから歴史や物語の糸をつむいできている。明治以前は「七道」という主な街道があり、丹後は古代よりの「七道」のひとつ山陰道に位置し、京都にも近い。俳人は天地いっさいの風光や道理を知るため、とくに旅を大事としてきた。道すがらの花柚の白き花、その風姿が、旅人の思考のエポケー(休止)を快くうながすかのようである。(坂内文應)
道は、人と物とが通るべきところ。おのずから歴史や物語の糸をつむいできている。明治以前は「七道」という主な街道があり、丹後は古代よりの「七道」のひとつ山陰道に位置し、京都にも近い。俳人は天地いっさいの風光や道理を知るため、とくに旅を大事としてきた。道すがらの花柚の白き花、その風姿が、旅人の思考のエポケー(休止)を快くうながすかのようである。(坂内文應)