八九間(15メートル前後。4階建てのビルの高さ)はあるなあ。明るみはじめた空で、吹く風と雨の名残りに、柳の大木が青々とけむっているよ。この句の空間は、外界とこころが自在に交流する「かるみ」の世界。「で」の1字により、写実にとどまらない質感がもたらされた。(松本邦吉)
出典:『続猿蓑』
八九間(15メートル前後。4階建てのビルの高さ)はあるなあ。明るみはじめた空で、吹く風と雨の名残りに、柳の大木が青々とけむっているよ。この句の空間は、外界とこころが自在に交流する「かるみ」の世界。「で」の1字により、写実にとどまらない質感がもたらされた。(松本邦吉)
出典:『続猿蓑』