古志会員による一句鑑賞

近頃は何でもビニール袋に密閉して売られるが、蒟蒻や油揚げ、寒天などの正月の食べ物、昔は裸で売られていた。句の蒟蒻、買って新聞紙に包んでもらったのだろう。それが、つるりと滑り落ちた。埃まみれになったものの、洗えばなんともな […]

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§3386 · 12月 26, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


積雪の深さを測るために目盛をつけ、地上より立てておく竿を雪竿という。積雪地では道幅を知らせるために、路肩に立てることもある。『北越雪譜』によれば「雪竿といへば越後の事として俳句にも見えたれど」とある。深々とさしてあった雪 […]

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§3384 · 12月 25, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


ごくりと飲み干した水が胃に降りてゆく時に「寒さ」を感じたという。この寒さは肉体的というより多分に心情的な寒さだろう。混じりけのない「そのまま」の水とは、作者のまだ知らない新しい何か。少し怖くもあるが若さゆえに勢いよく飲み […]

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§3382 · 12月 24, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


行楽日和、小春日和などと使われる日和とは天気の良いことをさす。牡蠣を獲っている人に思わず声をかけて世間話でもしているのだろう。日常をさっと掬いとった句でありながら印象に残るのは、日和の声に深い真味を感じるからか。こういっ […]

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§3380 · 12月 23, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


今日は冬至の節入りの日で、一年でもっとも昼が短い日。この日、柚子湯に入ると風邪をひかないといわれるが、柚子湯はもともと、「一陽来復(ここから陽が戻り始めるという祝いの日)」を迎えての禊の儀式であったらしい。柚子の香りが邪 […]

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§3378 · 12月 22, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·