古志会員による一句鑑賞

今日は冬至の節入りの日で、一年でもっとも昼が短い日。この日、柚子湯に入ると風邪をひかないといわれるが、柚子湯はもともと、「一陽来復(ここから陽が戻り始めるという祝いの日)」を迎えての禊の儀式であったらしい。柚子の香りが邪気を追い払ってくれる、と信じられていたのかもしれない。句の「音小止みなし」、湯舟に浮んだ柚子と戯れているようにも受け取れる。湯からなかなか上がってこない妻がなんとなく気になるようだ。(北側松太)

§3378 · 12月 22, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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