流浪の旅の一夜、寝入りばなにふと浮かんだ、琵琶湖の北にひろがる余呉の海。水鳥たちはもちろん、縁遠くなっている友人知人たちも今頃は寒さの中にからだを丸めて熟睡している頃だろうか。「も」の一語から、寝つけずに夜の底にいる孤独感が伝わってくる。(松本邦吉)
出典:『猿蓑』
流浪の旅の一夜、寝入りばなにふと浮かんだ、琵琶湖の北にひろがる余呉の海。水鳥たちはもちろん、縁遠くなっている友人知人たちも今頃は寒さの中にからだを丸めて熟睡している頃だろうか。「も」の一語から、寝つけずに夜の底にいる孤独感が伝わってくる。(松本邦吉)
出典:『猿蓑』