二人して(と、ここは解釈したい。)熟した柿をうまそうにかじりながら、ゆっくりと坂を上る。ものを一緒に食べるという行為には親しさがおのずと生まれる。柿ならば、なおさらのこと。気がつけば、もう坂の上。お別れですね、どうぞお元気で、またいつか。元禄7年、師芭蕉を見送る。どんな別れであろうとも別れはかくありたい、と思わせる一句。(松本邦吉)
出典:『続猿蓑』
二人して(と、ここは解釈したい。)熟した柿をうまそうにかじりながら、ゆっくりと坂を上る。ものを一緒に食べるという行為には親しさがおのずと生まれる。柿ならば、なおさらのこと。気がつけば、もう坂の上。お別れですね、どうぞお元気で、またいつか。元禄7年、師芭蕉を見送る。どんな別れであろうとも別れはかくありたい、と思わせる一句。(松本邦吉)
出典:『続猿蓑』