古志会員による一句鑑賞

掲句の景色は、どこか懐かしく、またもの淋しく、そしてほのかに美しい。
晩秋の何気ないひと時を描いているだけだが、蕪村のその卓越した俳句的技巧によって、読者は一句のなかにいつまでも心地よく佇んでいることができる。遠近法を駆使した、掲句の立体的な構図とその雄大さは、画家としても活躍した、蕪村ならではのものだろう。(岡崎陽市)
出典:『自筆句帳』

§2972 · 10月 13, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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