古志会員による一句鑑賞

もし子にこう言って泣かれたら、何と言うだろうか。子に難しいことを言っても仕方がないし、泣いても仕方がないとも言えない。かといって、器に水をはり、そこに月を映すなどといったことをわざわざするとも思えない。せいぜい、「とってしまったら、もう二度と見られなくなって、みんなが悲しむから、やめておこう」ぐらいか。ところで、人の心の中にも、このような子と親が同居している。名月がそれを照らしているようだ。(関根千方)
出典:『成美評句稿』

§2755 · 10月 14, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

Leave a Reply