古志会員による一句鑑賞

大切な家族を失った時どう詠むのか。揚句は「母死去十句」の頭書がある中の一句。母の存在を、自然に囲まれた暮らしを連想させる乾いた落葉を踏む音で表現し、「いづこにもあらず」で永遠の不在が伝えられる。嘆き悲しむ言葉は無いのに、その喪失感、悲しみが深く静かに伝わってくる。(木下洋子)
出典:『忘音』

§2952 · 10月 27, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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