砂の道を歩くのは難儀なこと。まして夜のことである。「砂をゆく歩々の深さよ」という体感的表現に、どれだけ歩いても届かない「天の川」への激しい憧れを代弁させているようだ。この句は多佳子の師であった山口誓子を三重県四日市に訪ねたときの作。師の強靭な詩精神への強い憧憬と読めないこともない。(渡辺竜樹)
出典:『信濃』
砂の道を歩くのは難儀なこと。まして夜のことである。「砂をゆく歩々の深さよ」という体感的表現に、どれだけ歩いても届かない「天の川」への激しい憧れを代弁させているようだ。この句は多佳子の師であった山口誓子を三重県四日市に訪ねたときの作。師の強靭な詩精神への強い憧憬と読めないこともない。(渡辺竜樹)
出典:『信濃』