一九二三(大正十二)年九月一日正午前、相模湾を震源に大地震が関東を襲った。死者九万九千人、行方不明者四万三千人。下町は火の海となり、万太郎も焼け出された一人。蕎麦を啜るのは万太郎夫妻か。静かな食卓に震災の無残、鎮魂の深さが浮かぶ。今また東日本大震災が起き、震災忌、阪神忌(一月十七日)とともに新たな忌日に。(藤英樹)
出典:『流寓抄』以後
一九二三(大正十二)年九月一日正午前、相模湾を震源に大地震が関東を襲った。死者九万九千人、行方不明者四万三千人。下町は火の海となり、万太郎も焼け出された一人。蕎麦を啜るのは万太郎夫妻か。静かな食卓に震災の無残、鎮魂の深さが浮かぶ。今また東日本大震災が起き、震災忌、阪神忌(一月十七日)とともに新たな忌日に。(藤英樹)
出典:『流寓抄』以後