古志会員による一句鑑賞

夏の夜が、あっという間に明けてしまった。でもまだ眠い。とてもとてもまぶたが開きませんよ、という句。夏の寝苦しく、明けやすい夜と、そこに生きる人間のありようがユーモラスに詠まれている。古俳諧のなんともいえない余裕とおかしみ。
山崎宗鑑とともに俳諧の祖といわれる守武の人間味あふれる一句。(岡崎陽市)
出典:『俳諧初学抄』

§2366 · 7月 20, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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