夏の夜が、あっという間に明けてしまった。でもまだ眠い。とてもとてもまぶたが開きませんよ、という句。夏の寝苦しく、明けやすい夜と、そこに生きる人間のありようがユーモラスに詠まれている。古俳諧のなんともいえない余裕とおかしみ。
山崎宗鑑とともに俳諧の祖といわれる守武の人間味あふれる一句。(岡崎陽市)
出典:『俳諧初学抄』
夏の夜が、あっという間に明けてしまった。でもまだ眠い。とてもとてもまぶたが開きませんよ、という句。夏の寝苦しく、明けやすい夜と、そこに生きる人間のありようがユーモラスに詠まれている。古俳諧のなんともいえない余裕とおかしみ。
山崎宗鑑とともに俳諧の祖といわれる守武の人間味あふれる一句。(岡崎陽市)
出典:『俳諧初学抄』