甲州境川村(現笛吹市)の旧家長男に生まれた蛇笏。早稲田大を中退して帰郷、峡中から俳壇を睥睨するように骨太の名句を世に送り出した。掲句は死ぬまで故郷で句を詠み続ける宣言ととれるが、「夏雲群るる」という字余りの措辞と、切れ字の「かな」によって悠然とした観がある。(藤英樹)
出典:『山響集』
甲州境川村(現笛吹市)の旧家長男に生まれた蛇笏。早稲田大を中退して帰郷、峡中から俳壇を睥睨するように骨太の名句を世に送り出した。掲句は死ぬまで故郷で句を詠み続ける宣言ととれるが、「夏雲群るる」という字余りの措辞と、切れ字の「かな」によって悠然とした観がある。(藤英樹)
出典:『山響集』