古志会員による一句鑑賞

ほの暗い静謐な一間に置かれた屏風。安らぎと落着きを与えるような、長い時間を経たものであろう。それが今、畳まれて「ひたと吸ひつく」。絹と絹のふれあう、しっとりとした触感。優美な瞬間である。ひんやりとした佇まい。屏風は、短冊の形へと姿を変える。(砂沢泉)

§199 · 1月 25, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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