古志会員による一句鑑賞

霜夜というのは、放射冷却により霜が降りる寒い夜のこと。そんな夜に仕事を終え、身も心も凍えながら家に帰り着く。白い息を吐きながら、部屋の明りをともす。紙に包まれた明りがぼっと部屋を照らす。やがて、冷えきっていた体はほんのり暖かくなる。そして心も。句の明りは、蛍光灯のような白色光ではなく、オレンジの暖色光だろう。最近、洋室でも和紙で包んだ照明器具が静かな人気という。(藤英樹)

§195 · 1月 23, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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