古志会員による一句鑑賞

まるで障子なんかないみたい。早朝、不意打ちのように、寝床まで、白くまぶしく卯の花が咲き匂ってきた。起きだして、卯の花が咲いている庭におりて、大きく深呼吸をした。「に」の小さな切れと「かな」でもって、初夏の爽やかな朝の、機嫌のよい寝覚めの気分が余すところなく伝わってくる。(松本邦吉)

出典:『別座舗』

§1742 · 5月 17, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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