年々歳々、わたしたちは粽を結ってきた。そして粽を解き、食べてきた。掲句は一つの粽を詠んでいるのだが、これまでに数え切れないほどの粽が解かれてきたことを思い起こさせる。大げさに言えば、粽文化圏の民族の記憶を呼び覚ます句だ。そのきっかけとなるのは、「葭の葉ずれの音」にほかならない。(村松二本)
年々歳々、わたしたちは粽を結ってきた。そして粽を解き、食べてきた。掲句は一つの粽を詠んでいるのだが、これまでに数え切れないほどの粽が解かれてきたことを思い起こさせる。大げさに言えば、粽文化圏の民族の記憶を呼び覚ます句だ。そのきっかけとなるのは、「葭の葉ずれの音」にほかならない。(村松二本)