古志会員による一句鑑賞

芽吹きがまだ浅い里山に、辛夷は、葉より先に真っ白な香りのいい花を点々と咲かす。高さ10メートルほどの落葉高木。六弁の花は昼間見るとなんとなくこわれ そうで心許ないが、夜になるとまるで表情が変わる。神秘的とも思える確かな存在感を放つ花の白。天空からの贈り物のように、花が落ちてきた。(松井潤)

§1289 · 4月 29, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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