古志会員による一句鑑賞

雪解けの透明なせせらぎの底に、石がゆらめいている。見上げれば木の芽や花も揺れていて、山は朗らかに笑っているかのよう。「山笑ふ」とは、南宋の画家郭熙の「春山淡治(たんや)にして笑ふが如く」よりの季語。淡治とは艶のあること。水もその母なる山野も、息吹の季節を迎えている。(稲田恵子)

§1241 · 4月 18, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

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