古志会員による一句鑑賞

蓬餅は、ゆでた蓬の若葉を餅に搗きこみ、餡をくるんだりきな粉などをかけたりして食べる春の食べ物である。紙箱の中には、丸められた草餅がぎっしりと詰め込まれている。ひとつひとつがラップに包まれているのだろうが、それでも草餅の出す湯気を吸って、紙箱は湿りをおびている。心もとない紙箱から、できたての草餅の香りがたちあがる。(藤 英樹)

§1226 · 4月 11, 2009 · 長谷川櫂の一句 · · [Print]

Comments are closed.