古志会員による一句鑑賞

朝、薄く積もった雪の上に、猫の足跡がある。作者はそれを猫の家の外で見ている。猫は家に戻り、のこされた猫の足跡のもとに作者がいる。もどるところのない、放浪の詩人らしい句である。猫が素足なのはあたりまえだが、それをあえていう […]

Read more...

§3002 · 2月 10, 2012 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·