古志会員による一句鑑賞

五百羅漢の中には自分に似た羅漢さまがいるといわれる。笑ったり、怒ったり、嘆いたり、悲しんだりと人間界の縮図のようでもある。苔むしたお像の頭や肩に雨蛙が好き勝手に飛び回っても、羅漢さまはあるがまま。心の中もそうありたい。こ […]

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§1906 · 6月 25, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


平知盛が壇ノ浦で入水する際に残した言葉が、「見るべきほどのことをば見つ、今はただ自害せん」である。この世で見るべきほどのことは大方見つくしてしまった。もはやこの世に未練はない、ということであろう。飴山には他にも平家滅亡に […]

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§1904 · 6月 24, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


こどもの草花遊戯の代表といえば、笹舟もそのひとつ。葉のかたちや色を活かしたまことに軽快な舟である。少しだけ舟足と大仰に意ってみたことが、ゆかしくもある。おだやかな流れに従いながら、舟は往く。その景に花藻が、ちいさくも瀟洒 […]

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§1901 · 6月 23, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


紅の花は高さ1メートル程のキク科の椊物。六、七月頃その茎の先に鮮やかな紅黄色の花をつける。その花びらは古来より染料や薬品、化粧品などに加工されている。掲句は夏の早朝、花を摘み採った畑の風景だろうか。大半の花が摘み採られた […]

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§1898 · 6月 22, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


何と気持ちよい自慢であろうか。いくらでも聞きたい自慢であり、聞けば聞くほど旨そうである。実はこの自慢、掲句だけに留まらない。全句集を開くと鮎の句が七句並ぶ。例えば「話さへかぐはしくなる鮎合せ」。この句も旨そうである。前書 […]

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§1895 · 6月 21, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·