春は空気中の水蒸気が多く、物の姿がぼんやりと潤んで見える。その現象を昼は「霞」といい夜は「朧」というわけである。朧夜に、あたかも重さをなくし浮かぶかような梵鐘に遭遇したのである。耳を澄ませば、晩鐘、昏鐘の音色さえこの時節 […]
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