古志会員による一句鑑賞

田舎にあって、陶器の目利きだという人といただく草の餅。草餅に搗き込まれたよもぎの色と香りが、句の場面に懐かしさを感じさせている。餅をのせている器はどんなものだったのか。いずれにせよおいしく楽しい時間だったに違いない。(山 […]

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§1069 · 3月 26, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「流火草堂主人と萩にあそび 二句」のうちの一句。「流火草堂主人」とは兄事していた安東次男氏である。掲句、囀りの響きが荒磯の道を軽快に普請する作業を想像させる。また、「さへづり」・「荒磯」・「普請して」それぞれの言葉のs音 […]

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§1067 · 3月 25, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


霞(かすみ)は、微か(かすか)や掠り(かすり)と語源的には関係が深いらしい。大気中の水蒸気が凝結して水滴になり、湖に接して煙のように立ちこめる。霞のかかった辺りを遠くから眺めると、湖沼と田畑の境もかすんで定かではない。た […]

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§1065 · 3月 24, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


ご開帳とは、普段は拝めない仏やご神体の帳(とばり)を開くこと。本来の場所を離れて行われると、出開帳と呼ばれる。今日は近くで出開帳があって、まことに賑やか。ふと、台所の隅を見れば、じゃがいもが芽を出し始めたではないか。古じ […]

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§1063 · 3月 23, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


糸桜は枝垂れ桜のこと。「いとざくら」と平仮吊で書くと、より繊細でしなやかな姿を思わせる。かすかな風が揺れやすい枝の所々を触れているさまが目に浮かぶ。ゆったりとした気持ちが伝わってくる一句。(関根千方)

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§1061 · 3月 22, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·