古志会員による一句鑑賞

埴土(はに)とは古来、陶器や瓦に用いられてきた粘土のこと。風船売が春の季語であるが、風船売の長靴についた土は、まさに春の到来のあかし。季節は春、国は泥濘の大地。(関根千方)

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§863 · 2月 28, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


鳶はタカ科の鳥。海岸や山に近い開けた所で、羽を広げ気流に乗って輪を描くように飛ぶ姿が見られる。その鳴き声は「ピーヒョロロ」と澄んだ音色のため、「鳶の笛」と呼ばれている。早春、いちはやく顔を出す蕗の薹のすがすがしさと、よく […]

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§861 · 2月 27, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「卒論打上の学生と津和野に泊して」と前書きがある。津和野は、山間の盆地にあるので雪深く、年末年始などは大雪が降る。山口大学農学部教授だった實がゼミ生と、卒論審査もおわり、あとは卒業式を待つだけとなった頃に訪ねた津和野は、 […]

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§858 · 2月 26, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「春の雪」の本意はすぐに消えてしまう淡くはかない雪。句は、空から降ってくる途中、窓辺に置かれたピアノの黒い蓋に映っている様子を詠んだ。地面に触れればすぐ溶けてしまうが、下五を「映りては」としたことで、また上五に還り、読む […]

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§856 · 2月 25, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


慮遮那仏は華厳経や密教の教主としての仏の吊。インドの古い言葉サンスクリット語を音訳したもので、日本では光明遍照と訳され、大日如来と同じ。よく知られているのは東大寺の慮遮那仏。輝く太陽であり、宇宙の中心に存在するとされる。 […]

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§854 · 2月 24, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·