古志会員による一句鑑賞

「卒論打上の学生と津和野に泊して」と前書きがある。津和野は、山間の盆地にあるので雪深く、年末年始などは大雪が降る。山口大学農学部教授だった實がゼミ生と、卒論審査もおわり、あとは卒業式を待つだけとなった頃に訪ねた津和野は、町なかを雪解水が一気に走り抜けていた。その高らかな音は春に向かう喜び。学生達の新たな門出を祝福する音でもあった。(近藤英子)

§858 · 2月 26, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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