早春の湖沼にうっすらと張った氷は昼の日差しを浴びて割れ、いつともなく消えてしまった。台所の片隅には水餅の容器が置かれ、仄暗い中に白い切片がまだいくらか残っている。春浅い頃の微妙な気配や質感がとらえられた句。(砂沢泉)
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