紺青色をぐっと濃くしたような闇に白梅が浮かび上がっている。戸を閉めているはずだが、昼間の名残だろうか、ふっと匂い立つ。梅は匂いを確かめようとそばに行っても匂いがしない。匂いの塊と運良くぶつかると嬉しい。(藤原智子) 出典:『白雄句集』
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