古志会員による一句鑑賞

鬼城の別の句に、「月さして一と間の家でありにけり」があるが、その「静」の穏やかさ対し、掲句には「動」の力強さがある。若くして耳疾を患い、厳しい生活を余儀なくされる中で、数々のすぐれた句をのこした鬼城。言葉を軽くもてあそぶことなく、一つ、一つと、魂をこめて詠まれたそれらの句は、読む者の心を強くとらえて離さない。(岡崎陽市)
出典:『鬼城句集』

§3479 · 1月 6, 2012 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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